イルミネーションはすっかり世間でも定着し冬の定番イベントの1つとなりました。
寒い冬の街中を色鮮やか輝くイルミネーションの光は見ているだけで思わず寒さを忘れる美しさです。
最近イルミネーションとは違うプロジェクションマッピングという名前をよく見かける様になりました。
あちこちの観光名所でプロジェクションマッピングのイベントが行われています。
イルミネーションとは何が違うのか、プロジェクションマッピングとは一体何なのか調べてみました。
プロジェクションマッピングとは
プロジェクションマッピングは建物の壁など立体的な物にCG技術を駆使して映像を投射するものです。
プロジェクションは投影、マッピングは位置づける、貼り付けるを意味する英語です。
プロジェクションだけならばただ投影するという意味なのですが、マッピングと言う言葉がつくことで映像を貼り付ける=映像を重ね合わせるという意味になります。
プロジェクションマッピングは建物の大きさや形、表面の凸凹の部分まで測定しその面にピタリと重なる様に映像を投影しています。
今までも建物に動画を映すことはありましたが、それとは根本から異なるワケです。
映像と実物の建物が一体となり作り出される空間は幻想的で非常に美しいです。
プロジェクションマッピングと言う技法自体は昔から存在していましたが、明るさが不足していて今のようなものではありませんでした。
技術の発展と共にプロジェクターの発光能力も上がり現在の表現が可能になりました。
イルミネーションと何が違う
イルミネーションはLEDの登場で進化しました。
ただ電球を光らせるだけではもうありません。
ミッドタウンのイルミネーションイベントに行ったことがありますが、宇宙をモチーフにした光と音の世界は本当に美しかったです。
色鮮やかなのはもちろん動きの表現も素晴らしく感動しました。
そのイルミネーションとプロジェクションマッピングの違いですが、イルミネーションが空間を飾り付け彩るのに対してプロジェクションマッピングは建物や物に命を吹き込みます。
イルミネーションの方が範囲が広く、プロジェクションマッピングは狭い。
イルミネーションが動きが少ない一方でプロジェクションマッピングは動きがある。
違いはそんなところでしょうか。
ただイベント時には併用しているケースの方が多いでしょうね。
プロジェクションマッピングは真っ平らな建物に投影するよりもより複雑な建物に投影した方が美しい傾向があるようです。
動画は東京駅でのプロジェクションマッピングの様子です。
駅舎に命が宿ったようで息を飲む美しさですね。
窓を使った演出が素晴らしいと思います。
この独特の立体感がプロジェクションマッピングの最大の利点でしょう。
映像の東京駅がゆっくりと大きくなって実物の駅と重なるところが私は好きです。
これからますますプロジェクションマッピングを利用したイベントは増えていくでしょう。
幻想的な光の世界をぜひ体験してみて下さい。