恵方巻きと言えば節分の日に食べる縁起物ですね。
元々は関西の風習でしたが今や全国的にすっかり定着し、節分の日には多くのお店で見かける様になりました。
ただ恵方巻きの存在を知っていても食べたことがない人もいると思います。
そこで恵方巻きとはそもそもどんなものなのか、2015年にはどの方角を向いて食べるのかなど調べてみました。
恵方巻きとは
恵方巻き(えほうまき)とは節分に食べると縁起が良いとされている太めの巻きずしのことを言います。
元々は関西の風習ですが起源などは詳しくはわからないそうです。
大阪の商人達の間で商売繁盛と厄払いの意味を込めて始まった、巻物を食べる風習があったが切るのが面倒くさかったので1本丸ごと食べるようになったなどの説があるようです。
恵方巻きには七福神にちなんで7種類の具材を使うことで福を呼び込む意味を込めたものが多いようです。
確かに販売されている恵方巻きの具材は7種類が多いですが、7種類使うと明確に決まっているわけではなくまた具材についても特に決まりはないようです。
歳徳神? 2015年の方角は?
恵方巻きの恵方が何を意味しているかご存知でしょうか?
恵方とは歳徳神(としとくじん)様のいる方角のことです。
歳徳神とは聞き慣れない神様ですが、歳神様などとも呼ばれるその歳の幸福を司るありがたい神様です。
この歳徳神様のいる方角を向いて恵方巻きを食べる習わしとなっています。
さて気になる2015年の恵方巻きを食べる方角、つまり歳徳神様のいる方角はずばり西南西のやや右となります。
やや右とは変な表現ですがこれは16方位では正確でないためこんな表現になっています。
恵方の正確な方角は中国式の24方位「庚」です。
これを東西南北の16方位で表すとズレが生まれるため西南西のやや右という表現になっています。
恵方巻きの食べ方
2015年の方角が西南西のやや右だということがわかりましたので恵方巻きの食べ方を紹介します。
恵方巻きは1人1本の巻きずしを恵方の方角を向いて口から離さずに食べ切ります。
ポイントは口から離さずに食べ切るという点です。
切らずに食べることで「縁を切らない」という意味が込められています。
またそのような食べ方から恵方巻きは丸かぶりずしとも呼ばれています。
口から離さずに食べるというのがポイントですので一気に食べる必要はありません。
あと巻きずしですのでちょっと上を向いて噛り付いた方が具材が零れ落ちにくいかもしれませんね。
節分の縁起物である恵方巻き、ぜひ挑戦してみてください。