サボテンは癒しアイテムとして注目される存在です。
手間がかからず育てやすいイメージもあり人気のサボテンですが、いざ育ててみると元気がなくなってしまったり枯れてしまうケースがあります。
せっかく可愛らしいサボテンを手に入れたのに枯れてしまうのは悲しいですね。
サボテンは特殊な環境で生きてきた植物なので普通の植物と少し育て方が違います。
知ってしまえば簡単なサボテンの育て方についてご紹介します。
置き場所を考慮しよう
砂漠と言えばギラギラと照り付ける太陽のイメージでしょう。
そんな環境で育ったサボテンは日光が大好きです。
育成に太陽の光は欠かすことのできない物です。
基本的には風通しのいい、日当たりのいい場所がサボテンの置き場所となります。
しかし毎日日当たりのいい場所に置く必要もありません。
室内で飾る場合には場所によって毎日日光に当てられないこともあるでしょう。
そんな時には1週間ごとに日光に当てる期間と室内に飾る期間でサイクルを作ってあげるといいです。
育成期間と定めてたっぷり太陽の光を浴びせてあげましょう。
最低1日3~4時間は太陽の下に置いてあげたいです。
1点注意したいのが雨ざらしの屋外に置くケースです。
日本の降水量はサボテンにとって多すぎるため水分過剰になり根腐れなどを引き起こします。
太陽に当てる際には出来れば軒下などの雨の当たらない場所に置きましょう。
仕事で1日家を空ける人は日光を浴びせる時に雨も考慮して室内の日当たりのいい所に置いた方が万が一の際にも対応できると思います。
水やりはあげすぎに注意
サボテンは水分が必要ないと思われがちですがそんなことはありません。
植物ですから当然水分は必要とします。
乾燥の強い砂漠地帯で生き残るため貯水タンクを持ち、表面からの水分蒸発を抑える進化を遂げることで砂漠で生き残ってきました。
乾燥に強いだけで水分がいらないわけではないので注意が必要です。
しかしだからと言って他の植物のように毎日水やりを行うと水分過剰になってしまいます。
水のあげすぎにも注意しましょう。
水やりのポイントはあげるときはたっぷりと底から溢れるくらい水をあげて、次にあげるのは土が完全に乾くまで我慢することです。
サボテンの根には水分と共に空気も必要ですので、乾くまで待つのがとても大切になってきます。
サイクルとしては1週間から10日が目安となるでしょう。
土の様子を見ながら適切な間隔で水をあげるとこがサボテンを育てる大事なポイントです。
なおサボテンには休眠期があります。
夏に育つものは冬、冬に育つものは夏が休眠期となりますので、休眠期には断水して休眠させてあげるとしっかりと育ってくれますよ。
夏と冬は要注意
サボテンを育てる上で夏と冬は要注意の季節です。
日本の特殊な環境はサボテンには過酷です。
夏は湿気対策、冬は防寒に気を使いましょう。
夏の湿気が多くて太陽の日差しも強い気候は日本独特のものです。
強い日差しには強くても湿気もあるとサボテンが日焼けすることがあるので、風通しのよい所に置いてあげて長時間の日光浴は避けた方が無難でしょう。
また冬は特に氷点下まで下がると凍傷害を受ける危険があります。
シートで覆ったり水槽などのケースに避難して外気との接触を断つと効果的です。
また冬は暖房を使用すると思いますが、暖房を消した場所にサボテンを放置すると急激な温度変化に襲われてしまいます。
冬は人と共にサボテンも動かしてあげると防寒対策にもなるでしょう。