ルバーブという植物をご存知でしょうか?
真っ赤なフキのような見た目の植物です。
日本ではほとんどなじみのない植物ですね。
ただ欧米ではスーパーで普通に売っているくらい普及している植物で、日本でもお菓子などの加工品として少しずつ見かけるようになりました。
一体ルバーブとはどのような植物なのか調べてみました。
ルバーブとは
ルバーブとはシベリア原産のダイオウ属の植物です。
ルバーブの根は漢方薬である「大黄(ダイオウ)」になります。
大黄(ダイオウ)は便秘薬として使われる漢方薬です。
フキのような見た目ですがこの葉っぱもシュウ酸を多く含むため食べられません。
食用として今回紹介するルバーブは主に茎の部分を示します。
食物繊維を多く含む健康に役立つ植物です。
欧米では主にジャムやお菓子にして使用しています。
野菜のような見た目のルバーブがジャムになるというのも不思議な話ですね。
レシピとしては非常に簡単でルバーブの茎の部分を水に浸してえぐみを取り、15分ほど砂糖と共に煮込むだけです。
他にも欧米ではイチゴやはちみつと共に煮込んでジャムにするようで、そのようなレシピも公開されていました。
ルバーブジャムの味ですが爽やかな青りんご系統の味になるようです。
ルバーブの種類 赤と緑の違いとは
ルバーブには茎の色が緑色のものと赤色の物が存在します。
赤いものは突然変異で発生し、何代も代を重ねて安定した赤いルバーブになるのだそうです。
一般的には緑色の物の方が味はいいようですが、ジャムやお菓子に使用する際には彩りがいい赤いルバーブが好まれます。
ルバーブが普及する欧米では赤くて味も良い栽培方法が確立されているようですね。
赤いルバーブには日照時間が大きく関わってくるらしいです。
味や見た目に差はありますが基本的には同じものです。
ルバーブを手に入れるには
日本ではほとんど見かけませんね。
特に赤いルバーブを日本で手に入れるためには、実際に赤いルバーブを使用してジャムやお菓子を製造しているお店に問い合わせる必要があるかもしれません。
日本でも長野県では生産されているようで、直売所などで販売されているという情報がありました。
長野県在住の友人知人がいる方は問い合わせてみると意外と簡単に入手してもらえるかもしれません。
ルバーブはシベリア原産であるため寒冷地帯で生産されることが多いため他にも北海道など寒い地域で作られているようです。
ルバーブは今は手に入りにくいです。
ただ鳥獣被害を受けない植物として農家の間でも少しずつ注目を浴びています。
鳥獣被害を受けないだけでなく栽培にもほとんど手間がかからない為、高齢化が進む農家の方々に好評のようです。
ルバーブを少しずつ育てる方が増え消費者の認知度も上がれば、もしかしたら日本でも簡単に入手できる植物になるかもしれませんね。