ランニングは誰でもいつでも始めることが出来る運動です。
少しずつ過ごしやすい気温になってきた今の時期などまさにランニングを始めるのに打ってつけです。
スポーツの秋とも言いますからね。
ランニングは気軽に取り組めてダイエットやストレス解消にも効果がある素晴らしいスポーツです。
しかしいくら気軽に出来ると言っても運動不足の人がいきなり走れるものでもありません。
せっかくの「走ろう、運動をしよう」という気概が三日坊主で終わってしまっては台無しです。
そこでオススメするのがウォーキングから始めることです。
ランニングを始める前になぜウォーキングから始めるのがいいのかご紹介します。
ランニングとウォーキングの違いとは
そもそもランニングとウォーキングはよく使う言葉ですが違いは何でしょうか?
違いは速度です。
ウォーキング→ジョギング→ランニングの順番で徐々に速くなっていきます。
ウォーキングは早歩きのことを言い、必ず両足が地面に着きます。
ジョギングになると早歩きと走る中間くらいの速度になります。
まだ喋りながら走れる速度でしょう。
ランニングになると完全に走ることになります。
走っている最中には両足が地面から離れるくらいのスピードです。
運動不足の人がジョギングまたはランニングからいきなり始めるとキツイので段階を踏んで徐々にスピードアップを図るのがいいというわけです。
いきなりランニングから始めるのではなく、ウォーキング→ジョギング→ランニングの順番で取り組むのがベストだと私は思います。
ウォーキングから始めるメリット
ウォーキングから始めるといくつかメリットがあります。
私が特にいいと思うのは習慣化できる点です。
例えば18時から1時間をランニングに当てようと思って初めてもこんなに走れるわけがありません。
でも歩くだけなら1時間くらい余裕です。
そうやって毎日続けていれば習慣になっていきます。
徐々にランニングにスピードアップしても18時から1時間という習慣は変わらないでしょう。
いちいちやる気を出して取り組まなくても自然と走るようになるのは、ランニングをする上でとても大切なことだと思います。
またランニングに相応しいコースの下見にもなります。
やはり交通量の多い場所や路面状態の悪い場所はランニングには適していません。
これは実際に歩いて見ないとわからないことです。
景色が良い整備された場所は歩いていても気持ちが良く歩きやすいと思います。
ウォーキングの段階である程度コースを固めておくとランニングも続けやすいでしょう。
そして何より大切なのはウォーキングによって走るために必要な筋力や体力を得ることが出来ます。
ランニングは難しい運動ではありませんが走るためには下半身はもちろん上半身の筋肉も大切なのです。
筋力も体力も足りない状態で無理に走ると体を痛める危険もあります。
いきなり重いバーベルを持てないのと同様にいきなり走ることも難しいことなのです。
段階を踏んで徐々に必要な筋力や体力をつけていくのが結局一番早いです。
焦らずまずは歩くことを楽しみながらランニングのために体を慣らしていきましょう。