皆で集まって美味しいものを食べる、それだけで幸せな時間ですね。
この時期は忘年会や新年会、お正月と特に人と集まって飲み食いする機会が多いと思います。
食事はとても美味しく集まりが楽しくても、いざ解散して帰宅した時に自分の着ていた服が食べ物の嫌な臭いがすると一気に現実に引き戻される気がします。
特に焼肉や居酒屋で集まった後の油っぽい臭いはかなり不愉快です。
お気に入りの服、制服やスーツのようなすぐに洗えない服が臭っている状態は困ってしまいますね。
そこで服に付いてしまった食べ物の臭いの取り方についてご紹介したいと思います。
その場で出来る臭いの取り方
そもそもなぜ服に臭いが付いてしまうのか。
それは臭いの分子が服の繊維に吸着してしまうことが原因です。
特に焼肉は臭いの元となる煙を浴びることになるので、服が臭くなってしまうのも当然です。
ジャケットなどの上着は脱いで小さく畳んで避けておく、場所によっては上着に布を掛けてくれるお店もありますがそれでも服の繊維が臭いを吸着するので臭くなります。
ではどうすればいいかというとその場で出来る一番簡単な臭いの取り方は服をバサバサと振る方法です。
服を振って空気中に臭いの分子を放出します。
あんまり強く振ると服が傷んでしまうので、空気の中を泳がせるようにバサバサバサといったイメージで振りましょう。
1つ注意するのは室内ではなく屋外で周りの人の迷惑とならない場所で行いましょう。
ただ服を振っただけですが、それでも嫌な臭いは軽減されます。
風がある日ならあとは外を歩いているだけで臭いはほぼ気にならなくなると思います。
ドライヤーを活用しよう
私の場合ですが、外にいる時よりも家に帰宅した後の方が服の臭いが気になります。
部屋の中に油っぽい臭いが充満する感じがして不快に感じます。
家で服の臭いを取る方法として有効なのがドライヤーです。
まず使うのがドライヤーの冷風です。
風量を調整できるものなら強くして服全体に当てましょう。
原理は服を振るのと一緒で臭いの分子を飛ばしてしまうのですが、これは思った以上に効果があります。
服の消臭剤でどうしようもなかった臭いがドライヤーの冷風でほとんど消えてしまう体験をしたことがあります。
更に効果があるのが霧吹き+ドライヤーの温風です。
臭いの成分はほとんどが水溶性なので水に溶けます。
霧吹きを服にすることで吸着された臭いの成分が水に溶けて、それを温風で蒸発させて吹き飛ばします。
ドライヤーを活用すれば服に付いた臭いはほぼ消すことが出来るでしょう。
お風呂場の活用は手間いらず
霧吹き+ドライヤーと似たような原理で臭いを取れるのがお風呂場です。
入り終わった湯気の残るお風呂場に服を1時間ほど干すだけで効果があります。
多少湿ってしまいますが、寝ているうちに自然乾燥して臭いも気にならなくなっているでしょう。
この方法がいいのは手間がかからない点です。
霧吹き+ドライヤーは即効性がありますが、ちょっと手間がかかります。
一方こちらはお風呂場にただ干しておくだけなので簡単です。
注意点としてはお風呂場に湯気が充満していることがポイントなのでお風呂に入った後に干すことが大切です。
もしこれらの方法を試しても駄目な場合には諦めて洗濯するのが早いでしょう。
まずは今回ご紹介した臭いを取る方法を試してみて下さい。