運動するためにランニングやジムに通うのは効果的ですが、なかなか継続して続けるのは大変です。
運動しようと思うのも決心がいりますし時間が取れない人もいると思います。
そんな時に取り入れたいのが階段です。
階段を使うだけでトレーニングの質は一気に向上します。
不定期にジムに通うよりも効果的で経済的にもお得です。
今回は階段を使ったトレーニングの効果や方法についてご紹介します。
階段を使ったトレーニングの効果
階段を使うと特に上りの際には歩行の約2倍、ジョギングと同じカロリーを消費します。
ただ上るだけでジョギングと同じカロリー消費と言うのはダイエットにも嬉しいですね。
しかも階段を使うといいのは着地のダメージが少ない点です。
踏み下ろすスピードと高さに比例して着地のダメージは上がっていきます。
運動不足の人がいきなりランニングを始めると膝を痛めてしまうのも自分の体重の約3倍の衝撃が加わる着地のダメージのせいです。
一方階段を歩いて上るのであればスピードも遅く、今より高い場所に着地するのでダメージは少なくて済みます。
特に必要な筋力が足りない状態でのトレーニングに階段は打ってつけというわけです。
階段は身近にあるトレーニングツールなのです。
日常生活でもエスカレータやエレベータを使わず階段を利用するだけでも効果的に体力作りが出来ます。
別に連続で行う必要もなく、少し意識して階段を使うだけなので時間がない人も運動できますね。
もう1つの効果として大腰筋が鍛えられます。
大腰筋は腰と脚をつなぐ筋肉で足を上げるときに使います。
大腰筋はインナーマッスルと呼ばれる鍛えにくい筋肉です。
鍛えれば足が楽に上がるようになり軽くなった感覚を味わうことが出来ますよ。
階段トレーニングの方法とは
何セットや何分歩くというのはあえて意識しなくてもいいでしょう。
普段の生活の中でなるべく意識して階段を使うだけで十分です。
階段を使ったトレーニングを行う際には下を向いて上がるのでなく、しっかりと背筋を伸ばして前を向いて上りましょう。
目線が下がれば猫背になってしまいます。
上る動作ですので前傾姿勢になりますが、意識しないと姿勢が悪くなって効果が薄れてしまいます。
足はかかとから着地してつま先で踏み出して上ります。
さらに肘を曲げて振りテンポよく素早く上るようにすると運動効果が高まります。
タッタッタッタと勢いよく上がって行くわけですが、走るのとは違うのと一段飛ばしは効果が下がります。
腕の振りを意識して一段一段しっかりと踏みながら上るといいでしょう。
テンポアップすると脚の筋力と同時に心肺機能の強化にも繋がります。
また階段を上がる際の体全体を使って進む感覚を掴むと走るときに重心移動の感覚として役立ちます。