お盆玉という聞き慣れない言葉を目にする機会が増えてきました。
花火みたいなものかと思ったらお盆に上げるお年玉をお盆玉と言うそうです。
比較的最近出来た言葉の様ですが、夏の新習慣として定着するのでしょうか。
広がりを見せるお盆に上げるお年玉、お盆玉とはどのようなものか調べてみました。
お盆玉とは
お盆に帰省した子供達や孫にお年玉のようにお小遣いを上げるのが「お盆玉」です。
最近では日本郵便がお盆玉を入れるためのポチ袋を販売するなど少しずつ新しい習慣として広がりを見せています。
新たに作り出した風習ではなく東北地方の一部に根付いていたものを全国的なものにしようとする動きがあるようです。
夏に奉公人に対して衣類や下駄などを渡す風習が変化して子供にお小遣いを上げるようになったようです。
東北地方では「盆玉(ぼんだま)」と呼ばれているようですが、全国的にはお盆玉として売り出すようですね。
お盆の時期に帰省してくるお子さんやお孫さんにお小遣いを上げる人も多くいるでしょうから、上手く商機を掴んだなと感じました。
また今までお小遣いを渡したくても渡せなかった人も、お盆玉と書かれたポチ袋に入れて「こういう習慣があるんだって」と言えば渡しやすくなりますね。
お盆玉の相場について
新しい習慣なので相場もあいまいです。
お年玉と同額くらいという意見もありますが、私はその半分以下でも良いと思います。
子供の立場になると暑い夏にはついつい飲み物やアイスなどを買い食いしたくなるものです。
私も学生時代にはよく買い食いをしていました。
暑い日差しの中で友人と食べるアイスは何よりも美味しかった記憶があります。
なのでたとえ500円でも貰えるのであれば夏は嬉しいと思います。
集まる親族との兼ね合いもありますし、もしお盆玉を渡すのであれば相談し合って金額を調整するといいでしょう。
また集まる子供や孫が多い家庭ではお盆玉は大きな負担になる可能性もあります。
お年玉もあるのにお盆玉も同額を渡すのでは2倍の負担になりますからね。
「これでみんなでジュースでも飲みなさい」と言って数百円渡す程度でも子供は嬉しいと思いますので、くれぐれも無理はなさらないように。
お盆玉と書かれたポチ袋が市販され始めていますが、近くには販売されていないかもしれませんね。
そんな場合には無地か柄入りのポチ袋に「お盆玉」と記入して渡しましょう。