辛い唐辛子というと皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?
真っ赤な唐辛子やハバネロを思い浮かべる方が多いでしょうね。
ところでハラペーニョという緑色の青唐辛子をご存知でしょうか?
メキシコ料理によく使われる日本でも最近よく見かけるようになった食材です。
そんなハラペーニョとはどのような食材か調べてみました。
ハラペーニョとは
ハラペーニョとは唐辛子の一種でメキシコを代表する食材の1つです。
メキシコが発祥の食材でメキシコ湾の西岸、ベラクルス州が発祥の地です。
ベラクルス州の南東にはタバスコ州がありますが、地名がすでに辛そうですね。
ハラペーニョというと青唐辛子ですので、緑色の写真のような状態で使用することが多いです。
日本でも生の状態やタバスコのようなソース状の物も緑色のものが売られています。
レストランなどで緑色のタバスコソースが出てきたら「ハラペーニョのタバスコかな?」と思ってまず間違いないと思います。
ただ唐辛子なので熟すと赤くなります。
赤くなるとよりいっそう辛くなるようです。
ハラペーニョとハバネロはどちらが辛いのか
激辛の代名詞と言えば「ハバネロ」ですね。
ハバネロ入りのお菓子などの商品が多く登場して一躍辛いものの代表格となりました。
このハバネロとハラペーニョを比べてどちらが辛い思いますか?
辛いのはずばり、激辛の代表格ハバネロです。
唐辛子の辛さを量るスコヴィル値という単位があります。
それによるとハラペーニョのスコヴィル値は2500から8000。
対してハバネロのスコヴィル値は何と30万です。
ハバネロはハラペーニョと比べてだいたい100倍も辛いのです。
ちなみに日本ではおなじみの鷹の爪のスコヴィル値が4万から5万なので、ハラペーニョはそこまで辛くはないということがわかってもらえるかと思います。
鷹の爪の5分の1の辛さだとアクセントになるくらいの辛さと言ってもいいかもしれませんね。
なので辛いのが得意ではない方は、緑と赤のタバスコソースが出てきたら緑色のハラペーニョソースを選択すればいいわけです。
ハラペーニョの食べ方
ハラペーニョは加工品としてソースや瓶詰で売っていることが多いです。
ただ生でも売っていることがありますし、家庭菜園で比較的簡単に育てることも出来ます。
自分で栽培する場合には寒さに弱いので、鉢などに入れて育て寒くなってきたら室内で育てるといいでしょう。
ハラペーニョを生で入手した際の食べ方を紹介します。
まずは普通に炒めてしまう食べ方です。
種やワタを取り除いて熱を加えればピリ辛くらいまで辛みを抑えられるので、ちょっと辛みのあるピーマンくらいの扱いで比較的どんなレシピにも使えます。
そしてもう1つはピクルスにしてしまう食べ方です。
お酢やワインビネガーなどに漬けて1週間ほど置けば独特の風味のあるハラペーニョのピクルスが完成します。
メキシコ料理やサルサのソースに使用できます。
ハラペーニョを入手した際にはぜひ試してみてください。
またお店でハラペーニョのソースを見かけたら挑戦してみましょう。
辛くないので気軽に試せるはずです。
マイルドな辛みなのでどんなものにもアクセントが付けられる存在ではまってしまうかもしれませんね。