いよいよ暑くなってきてエアコンを本格稼働する季節となりました。
気温が30度を超えてくるとエアコンの力を借りないと生活できません。
もう稼働されている方も多いかもしれませんが、本格稼働の前にやりたいのが掃除です。
自分で出来る範囲だと限界がありますが、それでもやらないよりはやったほうがいいはずです。
例えばフィルターの掃除は節電にも繋がりますからね。
今回は自分でやるエアコンの掃除についてご紹介します。
フィルターを掃除しよう
エアコン掃除の定番と言えばフィルターの清掃ですね。
取り外しも楽で効果も大きい部分なのでぜひきれいにしてあげましょう。
外すのは簡単ですが、問題は掃除の方法です。
本当は水洗いが良いのでしょうが、汚れがひどくない限りは掃除機での清掃をオススメします。
エアコン最大の敵は電化製品ですので水気です。
フィルターがよく乾いていない状態で取り付けてしまって、変な臭いがするようになったり故障してしまうケースもあるようです。
トラブルを防ぐ意味でも掃除機の方が無難でしょう。
フィルターに掃除機をかけていきますが、かなり繊細なので慎重に扱いましょう。
フィルターなので埃は外側についています。
外側から優しく掃除機をかけて埃を取っていきます。
水洗いをする場合には1日しっかり干して乾かしてから取り付けるようにしましょう。
エアコン洗浄スプレーは危険?
フィルターを外すと見えるのが冷却フィンです。
冷却フィンとは熱交換器のことですのでエアコンの要とも言える部分です。
この冷却フィンを掃除するためのエアコン洗浄スプレーが数多く売られていますが、これがトラブルの元となっているようです。
スプレーを噴射した際に電装部(電子基板やセンサーなど)にスプレーしてしまい、結果として故障に繋がります。
基盤部分に洗浄スプレーを噴射すればどんな電化製品でもダメになってしまいます。
正確に場所が分かり保護できない限りは使用しない方が無難でしょう。
最も場所が正確に分かるほどエアコンに詳しければ分解して清掃することも可能なのではないかと思いますが。
冷却フィンを守るためにフィルターがあるのですから必死になって清掃する必要もないでしょう。
ファンとルーバーの方が重要
冷却フィンがクーラーだと冷たい空気を作る部分です。
その空気を送り出すのが、送風ファンでありルーバーです。
こちらのほうが重要だと思います。
臭いが気になる場合には送風を担当するファンやルーバーに問題があることが多いようですね。
ルーバーとは電源を入れると動く吹き出し口のことです。
ルーバーの掃除は難しくはありませんが、必ず作業前に電源のコンセントを抜いてから作業しましょう。
手動で回して開きますが、動かせない機種もあるので無理矢理動かさず軽く動かして様子を見ながら行うべきです。
開いたら水拭きで優しく拭いてあげましょう。
これでルーバーの掃除は完了です。
さてルーバーの奥の黒い羽根が送風ファンです。
シロッコファンと呼ばれる部分ですね。
この掃除は基本的には専門の清掃業者に任せるのが無難です。
送風を司るこの部分は非常に複雑で素人が分解することはまず無理なようです。
リスクを冒してどうしても自分で綺麗にしたいと言う方は、エアコン用ではなくファン専用の洗浄剤が販売されています。
これを使用して掃除した上で、洗浄後には必ず暖房を起動して湿気を残さない様にしましょう。
一見高く見えますが、故障のリスクを考えると専門の業者に頼むのが一番かもしれませんね。
ただ自分でもフィルターとルーバーくらいは綺麗に出来ますので、本格稼働の前にぜひ掃除しましょう。