座って食事を楽しむディナーパーティーの他に立食パーティーという形式があります。
ディナーパーティーよりもカジュアルだと言うことで最近では立食パーティーが開かれる機会が増えています。
立って食事をするというのはどうなのかな、自分の席がないと困るのではないかと思っていましたが、いざ参加してみると自由に移動できるため座っているよりも多くの人と話せて思いのほか気に入りました。
会話を楽しむ場でもある立食パーティーですが、マナーは押さえておくべきでしょう。
立食パーティーのマナーについてご紹介します。
持ち物や服装について
立食パーティーは席に座るディナーパーティーと比べると砕けた雰囲気です。
ディナーパーティーでは開始時刻には席に着いていなければなりませんが、立食パーティーは常に人が移動するため会場の出入りは原則自由となっています。
時間通りに行けるのであれば開始時間の10分前には着いていた方が無難でしょう。
立食ですので自分の席がありません。
持ち物はロッカーやクロークに預けるので特に女性は貴重品を入れられて手を開けられるショルダーバックを持っていくと便利です。
また服装はそのパーティーや会場に準じますが正装である必要はありません。
しかしジーンズとTシャツではやはり浮いてしまうでしょう。
パーティーですのでそれなりにしっかりした服装で行くべきです。
1点気を付けたいのが靴です。
履き慣れた靴を履いていきましょう。
立食パーティーは基本的に立ちっぱなしなので、女性は履き慣れないヒールや高いヒールで行くと疲れてしまうでしょう。
履き慣れたものか低いヒールを履いて行った方がいいですよ。
食事のマナー
会場では飲み物やお皿は左手で持ちます。
これは右手で握手をする風習から来ているようですが、日本では馴染みがありませんね。
ただ多くの人が右手で食べることを考えると理にかなったマナーと言えるでしょう。
グラスとお皿を同時に持つときには左手の親指と人差し指でグラスを持ち、人差し指と中指でお皿を挟んで持つとスマートです。
料理ですが基本的にはコースと同じように頂きます。
恐らく手前から順番に取って行けば自然とコース通りの頂くことがことが出来るはずです。
前菜からメイン、冷たいものから温かいものを意識しつつも、ここはそこまで厳密である必要はないでしょう。
自分の席がない立食パーティーではバイキングのように山盛りにしたり皿を何枚も使うのはマナー違反となります。
1度に取るのは2~3品ほどにして食べ終えてから新たに取りに行くようにしましょう。
また立食ゆえにやってしまいがちなのが歩きながら飲み食いしてしまうことです。
歩きながら飲み食いするのは品が良くありませんね。
口に入れて歩かない様に意識するべきでしょう。
椅子の使い方
立食パーティーでは会場の隅に椅子が用意されています。
これは立ちっぱなしで疲れた人が足を休めるためのものです。
荷物置き場ではありませんので、ここに荷物を置いては行けません。
そしてあくまで一時的に休むための場所ですので、座って飲み食いをしながら人と話をするのはマナー違反です。
主な交流の場は立って話をする会場の中央ですからね。
席に縛られず自由に移動が出来るため多くの人と交流出来る立食パーティーは会話を楽しむ会です。
マナーを守って交流の輪を広げて欲しいと思います。