年賀状は毎年作成する物ですが全員から返信がない一方でこちらから送っていない意外な方から頂くことがあります。
その人との懐かしい思い出に浸るひと時ですが、何とも申し訳ない気持ちになります。
また多数の年賀状を作成するときについ漏れてしまい出し忘れてしまうこともあるでしょう。
年賀状の返信が遅れた場合のマナーを見ていきます。
返信はメールで?
最近は携帯電話やスマートフォンが普及し1人1台の時代になりました。
そんなご時世だからこそ年賀状という紙で直筆の文章を貰うと嬉しくなります。
一方で心を込めて年賀状を送ったのにメールで返信が来ることがあるようです。
メールで「おめでとう、今年もよろしく」と送るのもいいですが、年賀状でもらった際には基本的にはハガキで返信をしましょう。
確かに手間はかかるかもしれません。
でも相手が年賀状をわざわざ送ってくれたのですからその手間を惜しんで楽をするのはよくありません。
また文章が添えられている時には出来れば文章への返事も記入しましょう。
出し忘れているので遅れて届くことは確定しています。
遅れた上に印刷だけの年賀状では味気ないと私は思います。
いつまでに返信するか
出していない人から年賀状を受け取った場合には、すぐに返信を出すのが大原則です。
これは当然のマナーです。
その上で知っておいてもらいたいのは
年賀状の返信は基本的に1月7日(松の内)までに送るのが一般的だと言うことです。
松の内とは正月の松飾りを飾っておく期間のことで七草粥を食べる日、つまり1月7日までのことを言います。
地方によって松の内の期間は違うようですが、あくまで年賀状ですので7日を目安に考えた方がいいでしょう。
そしてこの7日と言うのは相手が受け取る日を示します。
つまり近くの友人知人ならばいざ知らず遠方の方に年賀状の返信を送る場合には注意が必要になります。
場所にもよりますが2日掛かる場合には1月5日までには返信をポストに入れないといけませんね。
受け取って時間が開いてしまった場合には1月7日という日にちに注意が必要です。
返信のマナー
年賀状として1月7日までに返信する際には一言年始の挨拶が遅れたお詫びを入れましょう。
新年の挨拶が遅れてしまい申し訳ありませんでした
早々と年賀状を頂き誠にありがとうございました
などの文章一言添えて返信するのがマナーとなります。
ただ例えば実際に会って新年の挨拶を済ましていて年賀状の返信が遅れた場合などもあります。
このケースで挨拶が遅れて~というのも少し変になるので臨機応変に対応しましょう。
1月7日の松の内を過ぎてしまう場合は年賀状では返信せず寒中見舞いを出しましょう。
寒中見舞いとは「寒さの厳しい中体調は崩されていませんか?」と相手を気遣う季節の挨拶状です。
暦の上で寒の期間というのは、二十四節気の小寒(1月5日頃)から立春(2月4日頃)までの指しますので寒中見舞いはこの期間に出す挨拶状です。
「寒中お見舞い申し上げます」から書き始めます。
今回は出し忘れた方への年賀状の返信ですので、
新年の挨拶遅れまして申し訳ありませんでした
などの返信が遅れたお詫びを入れましょう。
その上で相手の体調を気遣う言葉と近況などを綴り送るのが寒中見舞いです。