椅子は作業効率を左右する重要な物です。
オフィスチェアと呼ばれる会社のために販売されている椅子は非常に高い性能を誇ります。
当然値段も高くなるため個人の書斎にはまず導入できません。
しかしこの高性能な椅子を安く手に入れて個人の書斎で利用できる方法があります。
それが中古椅子という選択肢です。
企業で不要になったオフィスチェアはまだ使えるものが多いため捨てられず中古で販売されています。
ほぼ新品に近い状態の物でも定価の半額以下で購入できるため、きちんと良い物を購入出来ればかなりお得です。
今回は中古椅子の選び方についてご紹介します。
中古椅子について
まず最初に覚えておきたいのが国内の4大オフィスチェアメーカーについてです。
・オカムラ(岡村製作所)
・コクヨ(KOKUYO)
・イトーキ(ITOKI)
・内田洋行(UCHIDA)
この4社が多くのシェアを獲得しています。
その中でも最も販売数が多いのがオカムラです。
中古椅子を探す際に最も目にするのもこのオカムラの椅子でしょう。
好みがありますが、オカムラの椅子は出回っている数が多いため状態の良いものに出会う可能性も高いです。
4大オフィスチェアメーカーと呼ばれる会社の椅子ならば基本的な性能は良い物ばかりなので名前を覚えておくことをおすすめします。
この4大メーカーの主力となる椅子が新品だと6万円から8万円くらいで販売されています。
中古になるとこれらの椅子が大体1万円から2万円で購入出来ます。
個人用に販売されているものよりはるかに高性能で頑丈な椅子が、新品の個人用とほぼ同じ予算で買えるのはかなりお得です。
汚れや傷などの不具合によってお店で評価を下すのですが、この評価が低いものほど安くなります。
また肘当てがないもの、背もたれが高いもの(ハイバック)より低いもの(ローバック)が安くなります。
評価が低く、肘当てなしでローバックの椅子ならば5000円で入手することも可能でしょう。
逆に評価が高く肘当てありのハイバックの椅子も2万円あれば買えるはずです。
予算と椅子に何を求めるのかを元に探しましょう。
中古椅子の選び方
私は実際に店舗に行ってプラオチェアという椅子を購入しました。
イトーキ社の主力商品の1つです。
状態が非常に良かったのですが、1万5千円と納得のいく価格で購入出来ました。
ハイバックで稼働肘の状態の良い物なら2万円を超えていたかもしれません。
私の選ぶ基準は機能性も重要でしたが、何より綺麗で臭いがしないものを重視しました。
これは人によって違うと思います。
多少汚れていても問題ないと言う方はよりハイスペックな椅子を2万円までの予算でも購入できるでしょう。
同じく肘当てなしでローバックの椅子でいいと言う方は状態の良いハイスペックな椅子を安く購入できる可能性があります。
どこに比重を置くか決めておくと選ぶ際にだいぶ選択肢が狭まると思います。
あと重要なのはオフィスチェアには前傾姿勢が得意な物と後傾姿勢が得意な物があります。
前傾姿勢は筆記など前のめり気味に集中して作業したい人向け。
後傾姿勢はパソコン作業などもたれかかってリラックスして作業したい人向けです。
オフィスチェアによって得意不得意がありますので、好みがありましたら必ず確認しましょう。
特に後ろに倒れても前には傾かないものは多いです。
前傾姿勢が得意な物が好みの方は事前にチェックすることをおすすめします。
もう1点中古椅子の選び方で言いたいことは生地についてです。
これは完全に好みなので個人的な意見ですが、布張りや革張りメッシュ生地の3つではスタンダードな布張りがおすすめです。
メッシュチェアはメッシュの張りが無くなると椅子として機能しなくなる可能性があるため、中古だとすぐにダメになるかもしれません。
また革張りの椅子は豪華で座り心地もいいのですが、暑くて蒸れるので長時間の作業に向きません。
中古でオフィスチェアを買うなら布張りが一番良いと私は思います。