結婚は人生の中でも一大イベントです。
これまでの生活から夫婦となり新しい家庭を築いていく訳ですから、時代は変わっても結婚の重要性は変わっていません。
一方時代の移り変わりと共に最近では結婚の儀式も簡略化しています。
あまり行われなくなった儀式の一つが結婚祝いの贈り物でしょう。
披露宴の当日にお祝い金を持参するのが最近の習わしとして一般化していますが、挙式前に贈り物を持参するのが本来の正式な方法です。
新しい家庭を築く2人を祝う結婚式の贈り物についてご紹介しようと思います。
結婚祝いの贈り方
結婚式の贈り物は挙式の前にお祝いの品を贈るのが正式です。
結婚する新郎新婦と連絡を取って直接結婚祝いをお祝いの言葉と共に手渡しましょう。
訪問する場合には出来れば大安・先勝の吉日を選んで午前中に訪問します。
結婚式の準備などで大忙しのはずですので、訪問は結納から最悪の場合でも1週間前までには届けるようにしましょう。
これが正式な手順となりますが、最近ではデパートや百貨店などから直接配達するのが一般的になっています。
遠方の場合や予定が合わないケースもありますし、結婚祝いの品だと伝えればきちんと吉日に届けてくれますからね。
マナーとして配達便を利用する場合には品物を郵送する旨を必ず伝えましょう。
お祝いの言葉共に手紙を送るのが正式な方法かもしれませんが、電話やメールの方がお互いに慣れ親しんでいる場合もあるでしょう。
いつ頃届くのかとお祝いの言葉を伝えられれば方法は自由だと私は思います。
現代の結婚祝いについて
ちなみに予算ですが、現在結婚祝いの贈り物と言えば披露宴に招待されたが欠席できない方や式の後に結婚を知った方が結婚を祝う意味でプレゼントとして贈るケースがほとんどです。
そのようなケースでは大体1万円くらいが相場となっているようですね。
もしも正式の方法で結婚祝いを贈るのであればご祝儀の相場とされる3万円以上の物がふさわしいかと思います。
正式な方法はご祝儀の代わりとなるものですからね。
正式な方法で贈り物を渡した場合には、結婚式の当日に受付で贈り物を新郎新婦に渡した旨を伝える必要があります。
最近では一般的でない為トラブルを避ける意味でも贈り物を贈らずにご祝儀を持参した方が無難かもしれません。
また贈り物をご祝儀代わりに贈る相手は本当に親しい人に限定するべきでしょう。
間違っても5千円くらいの結婚祝いをご祝儀代わりとして、披露宴にご祝儀を持って行かないというのはやめて下さい。
それは失礼です。
何を贈ればいいか
贈り物ですが出来れば本人達が喜んでくれるものがいいですね。
新しい暮らしのために必要な品が喜ばれそうですが、すでに購入している場合もあるので希望の品物を直接聞いてしまってもいいかもしれません。
ちなみにお祝いの贈り物ですが、いくつかタブーとされるものもありますので気を付けなければなりません。
縁起物ですからタブーもあります。
タブーとされる代表的なものが包丁やハサミなどの刃物、鏡や食器などの割れ物、ハンカチや下着などです。
それぞれ仲を切る、仲が割れる、別れを意味するとされ贈り物にはふさわしくないとされてきました。
また2で「割れる」偶数や忌み数である4、9、13といった数字もタブーとされてきました。
しかし現在では実用性を重視してこれらのタブーをあまり気にしなくなりました。
例えば4枚セットの食器はあればとても役立つものですからね。
一応頭入れておくといいと思います。
結婚祝いとして人気があるものとして新生活にありがたい調理器具やティーカップやお皿、便利だけど自分では買えない家電製品、お菓子やコーヒー紅茶などが人気の様です。
結婚祝いならではの品として掛け時計や写真立ても喜ばれそうですね。