段々暖かくなってくると飲みたくなるのが炭酸飲料です。
暑い夏に冷やした炭酸飲料をグビグビと飲むのは本当に美味しく、爽快な気分にさせてくれます。
海外では昔からスプリングウォーター(炭酸を強調してスパークリングスプリングウォーターと呼ばれる場合もあります)として愛される存在で、日本でいう水の代わりとして日常生活でも当たり前に飲まれてきました。
ところが日本では炭酸飲料を飲む習慣はありません。
炭酸飲料は太る、歯や骨を溶かすとどちらかといえば嫌われた存在ですね。
しかし最近では炭酸飲料の効能が明らかになり少しずつ注目され始めています。
炭酸飲料を飲むと太るどころか痩せる?ダイエットや健康にどんな良い効果があるのかご紹介したいと思います。
炭酸飲料のダイエット効果
炭酸飲料は太るイメージがあるのではないでしょうか。
確かにコーラやサイダーをガブガブ飲んでいる人は太っているイメージがありますが、これは炭酸飲料そのものに原因があるのではなく溶け込んでいる糖分の問題です。
例えばドリンクバーも良く見ると「炭酸水」というボタンがあるものがあります。
炭酸水自体には何の味もないので、オレンジジュースを足せば特製のオレンジソーダが作れます。
このように市販の炭酸飲料も炭酸水に糖分やフレーバーを足しているので炭酸飲料=太るは間違いではないのですが、原因は糖分です。
無糖の炭酸飲料だけを飲む分には肥満になることはありません。
ただしカロリーゼロの炭酸飲料は効果が限定されます。
人工甘味料を用いることで使用する砂糖の量を10分の1以下にして限りなく糖分を抑えていても正確にはゼロではありません。
普段水を飲んでいた人が、その代わりにカロリーゼロの炭酸飲料を飲むようになれば当然太りますので注意してください。
オススメなのはミネラルなどを豊富に含む天然ミネラルウォーターの炭酸水です。
炭酸水を飲むと水に溶け込んでいた炭酸ガスが体温で温められて気体に変化します。
これが胃を膨らませてくれるので、満腹感を得ることが出来ます。
さらに炭酸飲料は胃や腸の働きを活発にして消化促進の効果があります。
またありがたいことに炭酸ガスは海藻やくだものに含まれる水溶性食物繊維と肥満の原因となる脂肪や糖を結合して排出させる働きがあります。
水分を補給しながら自然に代謝を促進できるのでダイエットに効果的なのです。
炭酸飲料の健康への効果
健康に関しては以下のような効果が期待出来ます。
- 血圧を下げる
- 新陳代謝が活発になる
- エネルギー代謝を上げる
- 美肌効果
- ストレス緩和
- 利尿効果、便秘の緩和
- 重炭酸が尿酸を排出させ疲労回復を促進
- 血液を弱アルカリ性に保ち老化を防ぐ
これらの効果を後押しするもっとも大きな効果は炭酸飲料による血行促進効果でしょう。
炭酸の泡が血管を広げるわけではありません。
炭酸つまり二酸化炭素が体内に吸収されると、相対的に酸素の割合が減り酸欠状態になります。
より酸素を送り込むために血管を広げ血流の流れをよくしようとするのです。
血行促進は新陳代謝の向上にも繋がるのでダイエットや健康はもちろん美容にもプラスの効果があります。
ただ飲むだけなので気軽に取り入れることが出来るのも魅力ですね。
特にノンカロリーではなく、砂糖の入っていない炭酸水がオススメですよ。