パソコンやスマートフォンなしの生活は考えられないほど私達の生活に欠かせない存在となりました。
10年前まで携帯電話はありましたがスマートフォンはありませんでしたし、20年前にようやくwindows95が登場したことを考えるとすごい勢いで技術が進歩してきたことを感じます。
便利になった一方で画面を見つめ続ける機会も格段に増えました。
私もついやってしまいますがパソコンで作業している合間にスマートフォンをいじってまたパソコンで作業をするというように、長時間目を酷使してしまっています。
目を酷使していて怖いのがドライアイです。
ただ一口にドライアイとは言っても症状は様々で目が痛いから目が乾くからドライアイとは断言できません。
ドライアイの症状を知って悪化を防ごうと題して詳しくご紹介しようと思います。
ドライアイの症状について
ドライアイの症状とは具体的にはどんなものでしょうか。
次のような症状が挙げられます。
- 目がゴロゴロする
- 目を使っていると充血や疲れがある
- 目が重たく感じる
- 目の奥の方が熱く感じる
- 光が眩しい
- 視界がかすむ
- 肩こりや頭痛がする
- 画面が長く見られない
- 涙が出ない&涙が止まらなくなる
これらの症状のいくつかに心当たりがあるともしかしたらドライアイかもしれません。
自分がドライアイとは気付いておらず眼科医に指摘されて知るケースも多いようです。
勝手に判断せずにまずは眼科で診断しましょう。
涙の量を測る検査としてシルマーテストと呼ばれるものが一般的で目に紙を5分くらい入れるため痛みがありましたが、最新の自動診断装置(TSAS)を導入している眼科でしたら10秒くらいで終わります。
涙の役割とドライアイの種類について
涙の役割は大きく分けて3種類あります。
1つは目の保湿で水分を補給することで乾くことを防いでいます。
角膜を潤してくれているおかげで正しく像を結んで物を見ることが出来るのです。
2つ目は酸素や栄養素を運ぶ役割があります。
角膜には血管が通っていないため、酸素と栄養素は涙が大きな供給源となっています。
3つ目は汚れや雑菌の侵入を防ぎ、老廃物やごみを排出する役割があります。
防御するだけでなく目に入ってくる細菌をやっつける働きもしています。
これらの重要な役割を果たす涙の分泌が減ってしまうのがドライアイなので目にいいはずがありません。
ドライアイの症状が様々なように原因によって大きく3種類に分けることが出来ます。
第一に涙腺からの涙の分泌そのものが少なくなった結果、目が乾くものです。
シェーグレン症候群という難病に指定された病気の可能性がある危険な症状です。
第二に涙が必要以上に蒸発してしまうために目が乾いてしまうものです。
涙は細かく見ていくと三層から成り立っていますが、一番表面の油層が蒸発を防ぐ役割をしています。
強い風が当たる、乾燥した室内、紫外線などの外部の影響で油層が崩れ涙が蒸発してしまいます。
第三に瞬きが減った結果目が乾くもので、ドライアイの原因として一番多いのはこれです。
適度に瞬きをすることで保っていた涙の層が、パソコンやスマートフォンに集中することで瞬きの回数が減り安定しなくなります。
目を開く時間が長くなれば目が乾いて当然ですね。
特に第三のドライアイに有効な対策は目を休ませることです。
1時間作業したら10分から15分は休ませることを意識しましょう。
人のことは言えませんがパソコンから目を離してもスマートフォンを操作しては目の休憩になりません。
しっかりと意識して目を休ませてあげましょう。